金融資産以外で相続の対象になる財産として代表的なものが、土地などの不動産ではないでしょうか。
土地は、現金や株式などの有価証券と異なり、分割することが難しいです。
その為、兄弟や親戚間で骨肉の争いに発展することもあります。

また、遺言などが存在するケースで、相続に関する話し合いがスムーズに行われたとしても、相続登記の手続きや、税金の申告など、行わなくてはならない事務手続きが多岐にわたります。
当然専門的な知識も要求されます。

具体的な土地の相続に関する流れは、以下の通りになります。
●相続方法
〇現物分割
文字通り土地をそのまま相続することです。
〇換価分割
土地を売却してキャッシュにした後に相続する方法です。

〇代償分割
現物の土地を相続した人が、他の相続人にキャッシュを支払う方法です。

〇共有分割
相続人毎の持ち分を決めて、土地をそのまま相続所有する方法です。

●土地相続に際して発生する費用
〇相続税
遺産全体に対して発生します。

〇登録免許税
相続対象の土地の名義を変えるのに必要な費用です。

〇専門家報酬
相続登記に必要な書類の作成などを依頼した場合、発生します。

この他にも、「小規模宅地等の特例」や「配偶者控除」、「空き家特例」など、土地の相続に係る費用を抑えることができる制度が存在します。
ご自身の状況に合わせて適切な方法を利用する為に、専門家である税理士に相談することを検討してもよいでしょう。
土地の相続・土地の評価でお困りの方は、有限会社 経営情報サービスにご相談ください。